子どもの貧困~子ども食堂、そして消費税
- どろだんごのおっちゃん
- 2019年7月7日
- 読了時間: 2分

「あそびどころではない今日の子どもの貧困状況」を踏まえて、一昨年の総会で決定した「あそびと食」を併せた居場所づくり。地元、藤岡市の本動堂(ゆるぎどう)地域で、一昨年10月にスタ-トしました。全国各地でひろがる「子ども食堂」ですが、この1年の活動を通して「食」はいろんな活動を結びつけるということです。あそびの学校の「あそび」をはじめ「学習支援NPO」や「大学生のボランティア活動」「地域の婦人会や老人会」等。毎月の例会の中で、いろいろな団体や個人との出会いがあり、そして、子どもにとっても様々な大人との出会いがあり、子どもの仲間関係も充実してきました。まさに、地域を取り戻す活動となっています。
市役所、社会福祉協議会も市民が立ち上げたこの活動に刺激され、例会への職員参加や補助金の支援も少しずつ広がっています。
そういう中、群馬県内でも「子どもの貧困化」「子ども食堂」のひろがりに影響されてか、政策として「学校給食費無償化」を実施する市町村が急激に増え(完全無償化10、一部無償化13市町村)、なんと!無償化実施率が全国トップ(文部科学省、昨年7月公表)という勢いです。しかしこの広がりとは裏腹に、大変心配されるのは、この10月予定の消費税値上げです。前回8%値上げの際「社会保障のため」と言われた中で生まれた「子どもの貧困化」と「子ども食堂」。そもそも、低所得者ほど負担が重くのしかかる消費税を「社会保障のため」とするなど本末転倒です。また、今回の値上げは、現在でも生活が厳しく大変困難を抱える「低所得者・貧困層」には大打撃・死活問題です。そして、「子ども貧困化」を踏まえ「子どもの居場所づくり」に取り組んできた「あそびの学校」としても黙ってはいられません。子どもと弱いものいじめの消費税増税に断固反対し、消費税に替わる税収の道を要求します。
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