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<NPO法人あそびの学校(以下、あそびの学校)とは>

群馬県鬼石町(現藤岡市)の山間部、木造校舎の廃校(旧三波川中学校)を拠点に、「甦れ木造校舎と子どもたち」を目標に、市民運営型の児童館設立をめざし、運営委員とスタッフ、組織を支える会員を募り、平成2001年4月に開館した民営の児童館です。

2005年9月に特定非営利活動法人に認証。

<あそびの学校の設立経過とめざすもの>

 目的としては、「子どもの権利条約」第31条を踏まえ、「子どもたちに豊かな自然、あそび、文化を伝えよう」をメインスローガンとし、21世紀をになう青少年を育成し、同時に子どもをとりまく環境等の健全な発展を目指すことを目的としています。(定款より)

設立の具体的な理由としてあげられるのは、子どもをとりまく環境の急激な変化とそれに伴う子どもの成長発達への危惧がありました。学校の肥大化、家庭機能の低下、地域の崩壊現象等、また80年代後半からのコンピュ-タ-ゲ-ムで代表されるあそびの商品化等により、子どもの生活からますますあそび(外あそび-伝承あそびとも言われる)が失われれる現状です。

 あそびの学校は、2001年開校以来、「あそびは子どもの生活そのもの、子どもの成長発達に欠くことのできないものである」。極端にいえば、「あそばなければ子どもは育たない」との確信から、なんとか地域の子供社会とあそびが失われていく状況を打開できないかと考えたのが、私たちあそびの学校設立のきっかけとなっています。2012年から、ようやく国あげての子育て支援の取り組みが始まるようになりましたが、ここ数年の子どもの虐待、学校でのいじめや暴力、そしてこの間の子どもの貧困問題等が示すように、子供をとりまく環境はますます悪化している状況です。まさに、子どもの成長発達の危機と言える状況の中、私たちの活動がさらに重要になっています。

<あそびの学校の開校から現在までの主な活動>

<2001年4月開校> 

市内各地域の公園や神社に毎日移動車両「あそびの出前」号で赴く「移動児童館」事業スタ-ト~2005年度。夏休みキャンプ事業 スタ-ト~現在

<2002年度>    

「移動児童館」事業、NHKテレビ夕方の首都圏Nで生中継10/16。「移動児童館」事業、子ども未来財団発行「こども未来」掲載。夏休み特別企画展「お父さんの少年時代~昭和30年のあそび展~」開催。8/11~25 国立こどもの城巡回企画展。秋の特別企画展「甦れ木造校舎写真展」開催(11/18~12/1)NHKテレビ「おはよう日本」で放映

<2003年度>    

秋の特別企画展第2回「甦れ木造校舎と子どもたち写真展」開催。11/22から5日間開催 。

<2004年度>   

 移動児童館午前の子育て版、NHK教育テレビ子育て番組「すくすく」で放映(9/16)秋の特別企画展第3回「甦れ木造校舎と子どもたち写真展」開催(11/23から5日間)フジテレビドキュメンタリ-番組「NONFIX」にて放映。1/11。CS放送ドキュメント番組「エナジ-ピ-プル」にて放映。

<2005年度>   

 夏休み特別企画、ハンディをもったア-テイストや障害者支援団体と共同で企画展「あそびとア-トの不思議な出会い」開催。これまでの移動児童館事業を整理し、藤岡市中心市街地に、子どもの常設の居場所「ス-パ-駄菓子屋・あそびのひろば」開設(群馬県委託事業)12/18 小学館月刊誌エデュ-で紹介

<2006年度>    

子どもの居場所「ス-パ-駄菓子屋・あそびのひろば」NHK総合テレビおはよう日本で放映。子どものあそびで元気になる「中高年のあそびの学校」開催。11/18~3月末(群馬県委託事業)

<2007年度>    

藤岡市より無償で市所有の古民家(旧高山医院)借用し、「ス-パ-駄菓子屋・あそびのひろば」を移転するとともに、これまでの中高年の事業も加え、地域に子どもから中高年のホットする懐かしの居場所「ALWAYSあそびの楽校」開設。子どもに魅力あるあそびを伝える「第1回あそびの伝承フェスタ」~あそびの職人・達人大集合~開催。3/30(群馬県共催事業)

<2008年度>

子どもに魅力あるあそびを伝える専門家養成機関「あそびの職人養成所」開設  (独立行政法人福祉医療機構助成)第1期生として3名入所。8年間の活動が評価され、第1回「子どもと家族を応援する日本」功労者表彰として「内閣府少子化対策担当大臣賞」を受賞。藤岡中心市街地の古民家を再生した「ALWAYSあそびの楽校」の活動が評価され、住友生命第2回「未来を築く子育てプロジェクト」子育て支援活動の表彰で未来賞を受賞。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<2009年度> 

2年目の「あそびの職人養成所」に第2期生として3名の職人見習生を雇用(3年間)修業させ藤岡市内の小学校、幼稚園、保育園等に派遣する事業を藤岡市から委託。

<2010年度> 

開校10周年記念イベントとして、地元三波川の活性化のための事業「三波川ふるさとまつり」8/14「三波川ふるさと文化祭」11/21~23を開催

<2011年度> 

3・11東日本大震災を受けて「あそびで支援、子どもに笑顔」あそびのキャラバン事業スタ-ト。どろだんごで10月宮城県南三陸町に行く。5年間、藤岡中心市街地の古民家で開設した「ALWAYSあそびの楽校」閉所。「あそびの職人養成所」第2期の3名の職人見習生修了式。

<2012年度> 

あそびの学校名物「どろだんご」。NHK総合テレビで(群馬県内、1都6県)2回放映され、関東全域にどろだんごの出前拡がる。3・11東日本大震災を受けて「あそびで支援、子どもに笑顔」あそびのキャラバン事業2年目。どろだんごで5、8、10月と被災地に「出前」。特に、8、10月は地震の上に原発で2重の被害を受けた福島県に赴き実施。放射能汚染で、思い切って土と遊べない福島の子どもたちへのどろだんごが大好評。これこそ、あそびの学校ならではの支援と確信。

 

 

 

<2013年度> 

「あそびで支援、子どもに笑顔」あそびのキャラバン事業3年目。大阪コミュニティ財団の支援を受けて、福島県を重点にどろだんごで10ケ所出前し大好評。伝承あそびの伝承普及の拠点施設として、校舎2階の講堂に「見て(学習)、触って、遊ぶ(体験)」をテ-マに「あそびの伝承体験博物館」開設事業3ケ年計画スタ-ト。その1年目は、博物館の中心的なセット「駄菓子屋」を講堂の一画に改修工事。(赤い羽根共同募金の配分金助成)

 

 

<2014年度> 

あそびのキャラバン4年目。赤い羽根共同募金の支援を受け、福島県浜通り地域(相馬、南相馬、磐城)の児童館、学童等10カ所にあそびの出前を行いました。特に親子での泥団子の色遊びも好評で、どろだんご以外とはまりますねーと父母からも大人気、最高ランクのマリンブルーめざしてどの場所でも大人も子供も真剣そのもので盛り上がりました。

​<2015年度> 

あそびのキャラバン5年目。今回も会員さんによびかけ南相馬の学童5カ所にあそびの出前に行きました。

前回に参加したことのある学童の先生が、前に最高ランクとれたのがうれしくてとってありますよと言ってもらえたり、

そのほかにもある男の子からはとれたマリンブルーを学校に持っていき教室でみんなにみせびらかしたという何ともうれしい話も聞けました。

<2016年度>

あそびのキャラバン6年目。㈱フヨウサキナ「2016年度 東北の未来をつくる女性と子ども応援プロジェクト」からのの助成を受け、4月から11月までの毎月最終日曜日に南相馬市にある高見公園で「どろだんごの色遊び」をすることができました。毎回のように来てくれる常連さん親子もたくさんでき「今月こそはマリンブルー絶対とるよ」と毎回意気込んで朝9時前から公園で待ってくれている子もいました。

✻これまでの支援での子供達とのエピソードは会員さんに向けた通信に記載されました。

<2017年度>

「あそびどころではない」子供の貧困状況を踏まえ、「あそびと食を併せた居場所づくり」の活動を総会で決定。地元、藤岡市本動堂地域でスタ-トした「かがやき子ども食堂」と連携し10月から月1回のペ-スでスタ-ト。また、福島支援のキャラバンは、南相馬市の鹿島区の体験工房「赤い屋根」イベントに、どろだんごと忍者学校で参加しました。

<2018年度>

前年度に続き「あそびと食を併せた居場所づくり」子ども食堂を月1回「かがやき食事会」と連携して開催。

あそんだ後に食事会という流れに、子どもたちは大満足。外あそびのSけん、泥棒ゲ-ム、縄遊びの数々、用具を

​使用した、こままわし、ケン玉、皿回し等々多くのあそびに取り組みました。福島支援のキャラバンは、南相馬市の鹿島区の体験工房「赤い屋根」イベントに、前年度同様どろだんごと忍者学校で参加しました。

<2019年度>

あそびの学校総会で、木造校舎の今後の方向として、2020年をめどに、子どもの施設(児童館)から他の用途の施設への移行を目指すことを決定。県内外の文化・芸術団体にその呼びかけを行う。「あそびと食を併せた居場所づくり」10月で開催2周年。

<2020年度>

あそびの学校総会で、開校20周年を機に定款改正し児童館事業を廃止し、そのため定款から三波川ふるさと児童館の名称を削除する。

<2021年度>

新たな施設構想をもとに夏と秋に「あそびとア-トのまぜこぜ展」を開催する。今年度は、世界的なコロナパンデミックが拡がるもとで

の事業実施の中、困難な活動を強いられるも、何とかやり切ることが出来た。併せて、藤岡市の子どもの居場所補助事業として「あそび食堂」

​を実施する。

    ●あそびのキャラバン福島県     ●校舎2階講堂の一角に「駄菓子屋」のセット完成

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